また終わるために

いっしょにすごしたときめき

消えると思う?

諦められるわけないよ、好きな人は好きな人のままなんだから。

慕情は、諦められるものならはじめから発生しない。

気持ちの乱れ、隠しても隠しきれない。もうその曲線は、あなたのものなんです。

綺麗なカーブじゃ、えがけないものさ。

とても懐かしく思うよ

眠れない夜は、インクブルーに私を浸してそれでも浸しきれない自我の灯りを手がかりに眠る。

私の瞼は今日一日の映写機である眼球から、あの子の笑顔、あの人の思惑気な顔、なんかを浮かび上がらせて、私のフィルムに映った人々が、睫毛に憩う。たまに涙という人の作る最も小さな海で溺れてこぼれ行くこともある。

さびしくないふりは、もう終わり。

本当に愛し始めること

眠れなくて、ペンを縦にしている。

誰かがいなくなると、どうしようもない隙間ができてしまうものだけれども、そしてその隙間は、いなくなったその人特有の形をしていて、誰にも埋められないものだったりするのだけれども、対象aに近似するその人を、不在になった今だからこそ、本当に愛せるようになったんだと考えることがあるんですね。

そのひとのことを、この先、その埋まらないであろうどうしようもない隙間を見つめつつ、想いで補填していく。そうすると、とてもきれいな音楽がなるかのようにその人の思い出が懐かしく、そして美しく思い出されていく。

いなくなった誰かは、もうもどらないだろうけれども、私はそれだからこそより一層大切にその人を想える様になった。

私は本当にその人を愛し始めているのかもしれない。そう思えてきてるのです。

その人がいなくなることで。

酩酊状態ブログ集、とかあったらいいな

着こなせないはずの後悔もうまくきこなせてしまうんじゃないかという全能感。

私は眠剤を服薬しているから、いわば酔拳で文章をこさえているんだ。

今日一日の暑さに参ってしまった不全感、この紙の上に広がる暑さのうだる東南アジアの風景。あついね、と刻印しては、刻印しては、新しい言葉が出る私のキーボード。

さあここにおいで、というおもてなしの気持ち。東屋だけど、そんなに日当たりよくないけど、風通しは逸品です。ここで過去も何もかもおいてどこかにしまって涼んでいけ。

風が新しい時風をはこんでくれて、これだというところまで背中を押してくれるから。

【和訳】Come back

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【まきのまきな訳=解釈6:訳4】

窓の外は雨が降り続いていて

冷たさが私の魂を吹き抜けていく

ああ雨よ、ああ降っては止まず

ひとりにはなりたくないの

私たちの悪い思い出全部、

フォトショップで直せたらいいのに

ああ思い出が、

蘇ってはフラッシュバックする

私を一人にはしてくれないみたいに

もしあなたが戻ってきてくれるなら

あなたの必要な全てに私はなるわ

お願い、戻ってきて

過去の出来事の埋め合わせをどうかさせて

戻ってきて、お願い、戻ってきて

戻ってきて、あなたの必要な全てになるから

戻ってきて、ベイビー、戻ってきて

戻ってきて、ねえ、あなたは100万にひとりの人だから

戻ってきて、ねえ、戻ってきて

戻ってきて、あなたの必要な全てに私、きっとなるから

戻ってきて、ベイビー、戻ってきて

戻ってきて、あなたは100万にたったひとりの人だから

BADモード ~つまらない人は置いていけ~

映画も、上質な小説も、今の私には無効だ。私はさながらブラックホールのようで、どんなひかりも無効化してしまう、重力でしかない。

憂鬱な重力。私はそれでしかない。とても不調だ。BADモード。

私の1歩1歩を、他意があるみたいに感じる人々は一定数いるようで、そういう人たちは、置いていっていいと私は私自身に言い聞かせている。その道に関する本腰の苦労や辛さを知らない人たちが、私をそんなもんか、といったところでどうでもいいのだから。つまらない大人ぶった人々は置いていけ。いつだって始め出した人が最も若いんだ。それでいい。

バスに揺られるわたしの憂鬱

薬を1種類切らしていて、夏バテのように、人生に対して無気力なのである。

それでも時間は待ってくれないし、私を置いてきぼりにしては新しい太陽の誕生日が繰り返される。

全身から意欲みたいなものが湧いてこず、私はそれでも生きている。人生の終わりはこんなことではやって来てくれないのです。

バスの外は見慣れた風景で、殺伐としてはうだつの上がらない街並みだ。わたしの憂鬱が、平行移動していく、バスは私以外の人も乗せて。

暑いね。

夢にとける

しなきゃいけないことたくさんあるのに、私は眠っている。

今日も眠っていた。ぽけぽけと、昼過ぎまでの昼寝。私には眠り薬などなくとも、眠りにつけるポテンシャルがある。眠りのポテンシャルが、高いのである。

人生にくたびれたら、横になれ!負けたら、眠れ!これは、私の体に染み付いた哲学なんだろう。とにかく眠る、私に日が差すことなどないことの証左のように。

夢はどんなものでも、夢だからやさしい。私はそのやさしさに身を浸して、とけてしまいたい。現実の風に疲れたのだから。

眠れる神は人間で、目ざめた人間は神。

着こなせなかったのか、後悔を?

この数日夢で苦しんで目がさめる。

昨日の昼寝だと、どこかにしまっておいたはずの過去の蓋が開いたのか、自責の念と情状酌量の念とが対立して、私の学生の頃に上手く出来ずにいた勉学について言い合いをしていた。あの荒涼とした冷たい孤立!私は着こなせない後悔を夢でありありと自覚した。

今朝は家族が出てきて、弟と言い合いをしていた。私は負けていたように思う。父親は相変わらず無能だった。