また終わるために

いっしょにすごしたときめき

2022-02-14から1日間の記事一覧

愛について語るときに、喪についても、痛みについても、あの人についても

喪。愛するひとの死は、 ナルシシズムが強烈になる時期である。 そのあと、自由がすこしずつ鉛色になってゆき、悲嘆がすみついて、ナルシシズムは、悲しいエゴイズムや不寛容に取って代わられることになる。 ロラン・バルト 失恋は、恋愛におけるまがいもの…

続・悲しくてかっこいい人

私の好きな/好きだった(過去形にしようとリハビリテーションしてんだよ)あの人は、20代前半にして好きな映画や好きな音楽がきちんと軸をもって出来上がっていて、そういうところとか本当に眩しい。 生い立ちは(はっきり言って)悲惨で、家庭に恵まれない…

生きていること。生きいること。ああ、それは、何というやりきれない息もたえだえの大事業であろうか。

お手帳、申請通ったからほっとした。 私はもう、芸術のためだけに、鑑賞の為だけに、精神的塩と精神的砂糖のためだけに、あるいは、人生の蜜のためだけに、生きていっていいんだ、と虫のいいことをちらっと考えた。しかし、生きていること。生きていること。…

失恋自殺は、どうなりました?(By:太宰治)

少しばかり良心的なブログ……ようするに、少しばかり良心的であると言うのはなんてアホらしいのだろうかと、私は私のブログを読み返して思った、つらい。 どんどんこじらせて行きゃいいんだよ、と、書くことに関してはそう念じることが多い。数日前に、「村上…