また終わるために

いっしょにすごしたときめき

2022-09-30から1日間の記事一覧

【小説】電話、電話、電話・・・・・・ ①

私が携帯電話をスマートフォンに替えたのは、ほんの2、3年前のことで、それまではフィーチャーフォン(いわゆるガラケー)を使用していた。 けど、LINEもできない上に、私は夫へのSMS(ショートメーリングサービス)だけで月々の支払いがスマートフォンの契約と…

父親、その②

生きても死んでも私の人生に仇なすものという認識がある。父親の話だけど。 父親は数日前私に白々しく「ご様子伺い」の連絡をしてきた。元気か、と思ってと彼はエクスキューズした。何か用かとすぐさま牽制した。私は本当に貧しい女だ。 「お父さん、癌になった…

父親

まず私の人生に現れたもっとも私を見抜かなかった男性登場人物の筆頭が、父親である。 私の人生には、私を見抜いた男性が1人としていない。なんてさびしいことだろうな、と思う。ひとりくらい、居てくれてもいいのに。しかし、恋人関係においてですら、誰ひ…

にゃん

文章を書き切ると生きててよかったと実感できるので、軽い躁状態になって、たとえばお洋服を10000円以上注文したりしてしまう。実際今してしまった。 躁状態になると、フォロワッサンに迷惑かけてしまったことがあるから、手痛く負けているにもかかわらず私…

眼差しと所有 ~嫉妬とはなにか~

ユダヤ人諺にこんなのがある。 「嫉妬は100の目を持っていてそのどれもが正しくない」 私にとって嫉妬してくる人間がウザくて堪らないのは、その100の眼差しという超弩級の所有をしつつ、私の承認を全く得ないという関係性および構造を容認する点なんだよな、…

所有とはなにか

まず結論からいえば、所有とは眼差しであり、特に私が最近絶賛気にしまくり中のSNSにおける所有-被所有と眼差し-身体性について、考えたことをメモしていこうかなあ~と。 【目次】 ①SNSにおける所有-被所有「身体性と眼差し」②セクハラはなぜキモイか③キモく…