また終わるために

いっしょにすごしたときめき

2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ああ、間違えた、使徒でなかった笑(てへぺろ)By:碇ゲンドウ

ついに使徒が大阪にもやってきたんかなと思ったら違ってて、このモニュメントのそばで国境なき医師団が存在の啓発活動を頑張ってました。なんかピーナッツを練りこんだ10cm四方のパウチだけで500kcalらしく、すごいなあ、そんなのでそんだけ太るのか、とダイ…

映画『メモリア』~記憶をめぐって運命を手繰り寄せること~

記憶とは回帰なんだなあと思えた映画だった。カメラワークが人物と一定の距離を必ず保ちながらだったから、なるほど客観性を失わないで記録として残したい作品だったのかなあ、と。この映画は、解釈などで答えを導くためのものでないのはたしかだ。監督自身…

花は咲いているだけで

みなさんまじどうやって、労働と社会と自己のアイデンティティとの間で均衡をたもっているんでしょうか?お金や報酬だけで、均衡やら精神安定やら保てるのなら、それってすでに特許ものじゃないかと本気ですごいと思うんだよ。私にはできなかったから。多分…

「働いたら、自由がある」vs「勝つまで、頑張りません」

私は社会とか企業のみせつけてくる、こういう嘘が嫌いだ。「働いたら、自由がある」というような、共同幻想。 これは、かの極悪非道なアウシュビッツ収容所の入口にもあった標語で(もちろんドイツ語で掲げられている)、いかにこれが欺瞞に満ちたことなのか…

古典芸能:noh

能。日本にはカリスマと言って差し支えない存在を信仰するほどの宗教が無いからか、裏方も含めて類型化して観るがわを圧倒するという芸術性だったんじゃないかなあ、と思った。 もともと能は松の木の側の屋外で行われていて、その名残りの雨避けの屋根と、松…

古典香水:No.5

ホワイトデーのおかえしとしてちょうだいしました。 ちょっとシトラス系なのにベビーパウダーのようなかおりもして、しかも持続性のあるオードパルファム。気に入りましたが、ここぞと言う時につけた方がいいのかな?普段使いしたいけど。 古典的名品はどん…

さよなら、涙

さよならの学者に、なりたい。 私

最低の中で輝く屑

最低、最低、とその日が続いて、それでも輝くなら、それはもう私にとって宝石だ。 あの人はいつも自分自身を屑だと言って切り捨てようとするけども、それでも影はついてくる、自分自身に。だから、いやいやでも、しぶしぶでも、自分と付き合っていくけれど、…

言葉は聞く者の同じ領域に届く

同じ言葉(たとえば夫が妻に言う「愛してるよ」)でも、言い方によって、陳腐なセリフにも、特別な意味をもった言葉にもなりうる。その言い方は、何気なく発した言葉が人間存在のどれくらい深い領域から出てきたかによって決まる。そして驚くべき合致によっ…

出会いの筒としての私

花粉症のレーザー手術を受けてから、風邪をひいたような症状が続いててとても不調なんだけど、こういう時にふとこれまで出会ってきてもう会っていない人が想起される。 13年間付き合った東大生の元彼は、就職しないし、働かないし、光熱費とか家賃払わないし…

もう一度、さよなら。

花粉症のレーザー治療を施したから、鼻の奥がひりひり痛くて、不調だ。けど、もう世界中が春、天上天下。 私はたくさんのきらきらしたものに囲まれて、幸福なはずなんだけど、きらきらをまぶせばまぶすほど、どんどん胸の真ん中から空虚が広がって、いく。音…

生きることの裂け目:call my name

表現/作品というもののいっさいは、生きることの裂け目みたいなものであり、そのタイトルは傷口なんだと思いました。まず表現/作品に出合うと、そのタイトルから入り、味わって、またタイトルに回帰するという点がまさにものがたりが傷口に回帰するのと同等…

たぶんさよならは永遠に

たぶんさよならは永遠にないのだろうな、喪=愛、とも言えるのだとすれば。 私の持論では、喪ってから人は人を真に愛し始めると思うので、だとしたらobsessionでも対象aでも、不在は天使だ。だからこそ実存のあるときに愛し損ないとしての愛しかなかったら回…

宇多田ヒカル好きのまきのまきなから考える、amazarashi

抱きしめられたくて 嘘ついたあの日を 今でもずっと悔やんでる amazarashi『自虐家のアリー』 【そうだ、まきのさんと音楽の話をしやう】 このフレーズ、チャーミングで好きですね。というのも、順風満帆な恋人同士には「抱きしめられたくて嘘ついたあの日」…

わたしの悲しみは

わたしの悲しみは、苦痛や遺棄などの最上級ではないし、抽象的な典型のようなものでもない。それどころか、新しい型なのであり・・・・・・。 ロラン・バルト 【マキノ・マキナ】 新しい日の朝に気づくたび、悲しみも新たに用意され、更新される。だが、それはこれ…

誠実がこの地上では不可能であるから

誠実であろうと思ったから、あらゆる手だてを尽してその炎を煽ぎ立てて守った。それなのにしばらくすると、炎はいつの間にか人しれず消えていたのである。 しかしトニオ・クレーゲルはなおしばらく冷え切った祭壇の前に佇んで、誠実というものが、この地上で…

短い前髪、夜明け前の闇

長かった前髪を切ったんだった。髪も整えてもらった。何もかも止まっていたけど、それでも。 私には、話したいことも、聴きたいことも、知りたいことも、沢山ある。見たいことも。だけど、それでは苦しいんだ。どうしてだろう。不思議だ。 まもなく朝になる…

とても悲しいことをしなくていいように

今回はダメでも 何度も繰り返せば きっと方法があるはず 【まきのまきなっぴ】 『タコピーの原罪』におけるタコピーは、こっちの人生の事情も知らずに勝手に生きろ、生きろ、と鼓動する心臓のようだ。つまり、どんなに辛くとも生きている/生きていこうとする…

好き嫌いは理屈じゃ無いんだ

あなたに助けられたから好きというわけでも無いし、あなたが風流人だから好きというのでも無い。ただ、ふっと好きなんだ。好きだから、あなたの悪口を言って、あなたをからかってみたくなるんだ。 太宰治 【御伽草子浦島まきな】 あの人は、好きだと言っては…

花のある事を信じ切っているのです

信じているのです。花のある事を信じ切っているのです。そんな姿を、まあ、仮に冒険と呼んでいるだけです。あなたに冒険心が無いというのは、あなたには信じる能力が無いという事です。 太宰治 【まきまき副音声】 休日の朝にいい天気だったりすると、こうい…

勇気がないままでいるのは勇気があることだ

――控えめでいるという勇気 ――勇気がないままでいるのは勇気があることだ ロラン・バルト 【ナレーション:まきのまきな】 たとえばあの人のTwitterをみると、すごくいいことが見つかって、それを記憶はするけど、記録(=いいね、とか)はしないでおくこと。…

フォロワーへの私信

いやうれしいんですよ、うれしいんですけど、おののくんですよ。Twitterでスペース開くじゃないですか、するとがさっとフォロワーが増えるんですよ。うれしいんですよ、あれ、何だろ、「私はあなたのスペース聞きに来ました、○○さんのいるよしみで。だから、…

ほんとうのことをいえば、

人は、ほんとうのことを言われると、すごく笑うか、根に持って怒るかのどちらかの反応をする。 私

笑ってはいけない

鎖につながれたら、鎖のまま歩く。十字架に張りつけられたら、十字架のまま歩く。牢屋にいれられても、牢屋を破らず、牢屋のまま歩く。 太宰治

ひと目でわかったの。

いい作品(もの)に出会うと、「なんでもっと早く知ることが出来なかったのか」という後悔が先立って、心理的な麻痺状態を起こしてしまい、金縛りにあう。その先に踏み込むのが躊躇うくらいの感動をおぼえて、心中したくなるんだよ、いわば芸術と。 amazarashiと…

春の夜、不安の足音

幼いころ、誰もいない寝室でなかなか眠れず、枕に押し当てた片耳の奥から聞こえてくる鼓動の音がこわくてたまらなかったのをおぼえている。私の心臓は、私の不安をよそに、生きろ、生きろ、と生命の行進を続けている。今も、それとよく似た(あるいは同じ)…

あの人はだめですよ。

悟るの悟らないのって、――そりゃ女だからわたくしにはわかりませんけれど、おそらくそんな意味じゃないでしょう。やっぱり何かやりたいのでしょう。それでいてできないんです。だから気の毒ですわ。 夏目漱石

春の秩序、春の放埓

一日の労苦。 昨日は長いいちにちだった。永遠といちにち。梅を鑑賞した。凛とした清純な香りがただよって、春の秩序、春の放埓、春、を思う。 前髪が長く伸びてしまって、とっても憂鬱だ。動きたい気がしても、動けないときというのがあるから、それは天か…

鬱について語るときにまきのまきなの語ること

中途覚醒。0:00~1:00、3:00~4:00、くらいによく起こる。 風呂、入浴が怖い。 雨の日はなにもできなくて手も足も出ない。 集中力が散漫で、時々だけど文字が拾えない。 恥やその他の理由の苦痛を伴う過去がやってきてうわあああああああああああああっ…

春鬱

ため息がよく出る。まだ寒い雨の日は、+1度を心がけて(冷え性なので)暖かくしている。だけど、エアコンはまるで部屋中人の吐息を集めたみたいで息苦しさで胸やけする。右足首を昨日捻挫してしまって、不便だ。 私には楽しみにしていることがたくさんある…