また終わるために

いっしょにすごしたときめき

2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧

Noble of deracine

もうすぐで春だから、旅立ちの季節。その時に私はどんなところにいて、何を羨み、何を求めてるか? 今の暮らしだろう、きっと、その時に求めているものは。畢竟今現在の暮らしは私の満願だから、まさに今が人生というここちだ。ゆるくほのあたたかく、ほのひ…

ポップにはなり切れない人々のポップな渇望

アンディ・ウォーホルがアジアの美術やアート、とりわけ日本に傾倒していたのは作品から滲み出ているので言うまでもない事実である。 彼はポップを作り、ポップを切り、ポップを抉っていくことでさらにはポップの正体が万人に必ず平等に与えられる死にあると…

息、域、粋、生きを学ぶ合気道

合気道をして長い先生は、とても粋なんだよなあ。声も凛とした響きだし、姿勢も粋だ。鈴が鳴るような音の聞こえてくる心地がいつもする、その佇まい。もう中年の域なのに、見事だ、人間はこうして美しい息を吐くこともあるんだな、と思う。 私はねこねこ猫背…

世界に嫉妬すること

ピカソをはじめとする現代美術の根底には、アート全体にもともと言えることかもしれないけれども改めて神の創造である現実世界のクリーチャーや、あるいはその世界そのもののあり方への嫉妬があるんだろう、という気がした。 私は芸術家とは、もとからある世…

お菓子、凄い。

お菓子を食べるごとにつくづく思うのだが、このただの嗜好品でしかない、人の生存に必要な栄養素がそれほど含まれていないものを美味しいと感受することは、食文化の中でも凄いことなんじゃないかと。 あるいは、そういう「なんの栄養素もない」嗜好品を美味し…

暮らしている(生きてはいない、気がする)

なにか待ちぼうけを喰らっているかのような心地で、郵便受けの蓋を開ける。カラである。私はそのソラを受け取ったのだと思うことにした。いつか、伝達の鳥がそのソラに住んでくれたらいいと願いながら。 私は、一人暮らしである。つい最近、元彼になったその…

泣き空

今日は元彼の誕生日で……そんな日に私はこんなにも泣きそうな過ごし方をしてしまった……。 英会話教室のメンバーはほとんど嫌いな人間だらけ。敵しかいないと思うと、本当にやるせなくて涙出そうになる。こらえて、見上げると雨が降りそうな重い曇天だった。 …

まきののギャル志向

ギャルの何が羨ましいかをあえていうならば、その図太さ、傍若無人さ、軽さ、なのかもしれない。けど、軽さはもうだいぶ前からギャルにすらなくなって、ずいぶん世の中は重くのしかかる暗い空気になったなあと思う。 今日みたいな日はギャルみたいに「ダルい…

まきのの恋愛脳

1番初めの元彼は、東大卒だったけど、ギャンブルばかりのニートだった。 2番目の元彼は、働かない訳では無いけど、ODと自傷を繰り返す病的な人だった。 私はここにきて、独り身の今、気づいた。私の恋愛遍歴に普通の人は1人としていなかったということに。 …

うっとりうっかり

こう、私のブログはうっとりしては、うっかりしてると思うんですよ。 さっき、『あの場所で』っていう文章を書いたけど、なにか見落としてるとしか思えないんだよなあ、私のうっとりには必ずうっかりが潜んでいる。 さっき右耳にひどい耳鳴りが走って「すわ!…

あの場所で

あの場所から、靴下を贈った思い出がよみがえり、あの場所でその記憶がとじる。 私は元彼をほとんど思い出さないけど(というのも、その愛の綻びが見えていた記憶が強いから努めて憎しみを抱かないように、思い出を汚さないようにしよう、という防衛本能から…