また終わるために

いっしょにすごしたときめき

世界の終わりに、私だけ

私だけが、駅に取り残された小荷物のように、たったひとりなのである。みんな死ね。もう、いらない。なにもかも。思い出も、これからの季節も、この先の一生も、なにもかも、いらないんだ。

もうかまわないで。誰も、何も、私に。優しくしないで、今は、半端でいい。もういらない、いらない、いらない、そんな愛なら、いらないんだ。