また終わるために

いっしょにすごしたときめき

嫉妬深い天使、あるいは、出会わなければよかった悔恨

言葉が貧弱になっていくばかりで、気持ちばかりが逸る。彼の肩を揺すって、どうして、どうして、どうして・・・・・・、と問いただしたい気持ちで毎日苦しい。どうして私を裏切ったの、どうして私でなくてその人と一緒に暮らしたの、どうして私のもとから遠くへ行ってしまったの、どうして話してくれないの、どうして嘘をついたの、どうして隠すの、どうしてどうしてどうして・・・・・・。悲しい事ばかりが私と彼の間に横たわっている。

こんなはずじゃなかったのに。こんな思い出ばかりじゃなかったのに。こんなふたりじゃなかったのに。苦しくてたまらない。言葉がなくなって、のどが締め付けられるような、心がせりあがってくる感覚。どうすればいいのか。ひけといえば、ひけるのか?