また終わるために

いっしょにすごしたときめき

記憶の豊かな土壌、毒の実のなる現状

彼と会ってきた。人生は、退屈な時間に割くにはあまりに貴重にできている、と勉強になったのだった。それなのに、彼ときたら……。

あまりにも子供っぽい意地っ張りで、もうつかれたのだった。誰もが自分の鼻先は見えないものだけど、彼はひどすぎる。自分の行いがまるでわかっていない。

無しだな、と普通に確信した。もうバカらしい。