また終わるために

いっしょにすごしたときめき

ひとり

奇妙な憐れみと、親切心。これ以外にはなにも残っていない。

嫌いになったのではないし、恨んでもいない。ただもうなにも残っていない。

涙でいっぱいの彼のかお。ごめんなさいといって電話を切った。もうげんめつの中で生きていくには大人になりすぎた。ごめんなさい。ありがとう。