また終わるために

いっしょにすごしたときめき

落ちてく、落ちてく、落ちてく

落ちていく悦び。冬の、微妙に暖かいストーブのそばで、恋人のたてる寝息を聞いては、小春日和の柔らかいひかりを感じながら、無興味無関心の荒涼とした冬のなかを一人でぽつんとしてゐる。

落ちてく、落ちてく、落ちてく、落ちてく。眠気のなかに。真綿のような眠気の塊のなかに。

明日は旅行だ。メリークリスマス。