また終わるために

いっしょにすごしたときめき

やまない風の日

風が強く吹き荒んでいる。ごうごう、ざわざわ、びゅーびゅーと。

私の胸のうちにもこのような吹き荒ぶ風が起こる。胸に嵐を抱いて、ストーブに暖をとっている。今日いきなりのこの風は、私の祖母の呪いかと真剣に考えた……私は今年亡くなった祖母の葬式を避けたから。私の母親を惨たらしく扱ったあんな老害が死んでも死ななくても嫌いだから。死んでくれてまあよかった。

時々夢に出てくる。図々しい記憶。