また終わるために

いっしょにすごしたときめき

この憂鬱はどこからきたのか

息が苦しくて、どんなささいなこともつらい刺激になってしまう。軽い過呼吸を起こしているのだろう、とにかく息苦しい。と、それは同時に生き苦しいの謂いだ。

私のための場所は、この世のどこにもないのだという気がする。ならば、あの世にあるのかといえば、そうでもない。どこもかしこも、悪意に満ちているようで本当におそろしい。私が解き放たれて平静を取り戻せる場所は?それを求めて、コレジャナイ感に付きまとわれながらも、フードコートで本を読んでみるつもりで足を伸ばした。とっても苦しい。もう眠りの世界へのパスポートも期限切れだし、寝逃げはできない。眠りの世界も、コロナの脅威で封鎖中なのさ。

不安に付きまとわれ、死のかげに怯え、コレジャナイ感にとりつかれていても、これは書くに値するという気づきと悦びがある。それで私の意識はいったん有頂天になるんだ……わかるかい?書けることは最高にいけてる行為で、最強の行為だと経験則でわかっているから。

と、すると、私のこの憂鬱は、書きたいという欲動から生じたあらたな欲動なのか、どこからきたのか。……どこからきたんだ?