また終わるために

いっしょにすごしたときめき

今日いちにち

今日いちにち、という宝石箱を少し開けて、その中身にくらくらしそうになりながらも、私のものという高揚感で、胸いっぱいに抱きしめる。今日はまだ、今日でしかなくとも、今日はまだ、始まったばかりだ。

太陽のようにきらめく、今日いちにちの宝石箱の中身が、ひとつひとつ、私の小さな幸せでできている。予感、幸運、希望。

今日いちにち、という宝石箱は、夕方にはもう消えてしまうけれど、それでも明日もその宝石箱が届けられる、地球の小さな回転とともに。