また終わるために

いっしょにすごしたときめき

勝たない、けど、負けない

昔の思い出がまた亡霊のようにわたしの元にやってくる。

もう分かってんだ、それは壊れてやり直せないものだと。しかし何度もその時の相手の顔や、言葉や、その場にいた私の顔と声にならない声までこだまする。

職場で誤解されて泣かされたこと。

「それ、どこかで読んだんですか」

 

だから尚のこと、私は読む。上記のような嫌味を言われ、あなたに私の読書がどう迷惑するのかと不明なままだけど、それだからこそ、私は負けない。

私は読書によって大分泣かされてきた。だからこそ、私は虐げられようと、迫害されようと、石にかじりついてでも、と思う。負けないでいようよ?私。読んでいこうよ。