また終わるために

いっしょにすごしたときめき

雨はすっかり上がって、8月

クーラーは快適だけど、やる気まで冷やしてしまって私はもう動けない(動きたくない)。太陽は傍若無人で、だからこそ尊いと、これまで人々から崇められてきた史実があるのだろうか。

彼がぐうぐう寝息を立てている。この夏の暑さを彼のせいにして、どこへも行けない私を彼が連れて行ってくれたらいいのに!本当は誰もいない世界へ連れて行ってくれるのをバス停で待っているんだ。誰もいない駅行きの、最終バスを。虹色バス。雨上がりの向こうからやってくる。