また終わるために

いっしょにすごしたときめき

苦しんだり、悩んだりして

自分でも何がこんなに悲しくて辛くて苦しいのか分からないんだ、ただ彼の頬から微笑が忘れ去られたというそれだけなのに。

太陽よ、彼の正気を返してください。

私はもう動けない。彼ももう動けない。一緒に二人セゾン。季節が夏から傾いて、そのまま秋に飛んでいく。夏の終わりにはお母さんの雨上がりが見たくて、陽炎の向こうに影を探す。もう一度声をきかせて。

神様、もう居ないのですか。

神様、神様、神様。

お母さん、もう一度会いたい。あの優しいシャンプーで私を呼んで。夕暮れ時には影が長く伸びて、私たちを結びつける、とてもいつもよりも親密に。そこに神はいるか、そこに神はいるか。