また終わるために

いっしょにすごしたときめき

・・・・・・ささげる。

自分自身の心の平安のためには、家族との縁を切って、どこにも帰る居場所をなくしてしまうしかなかった。

私はもともと、ひとりだと思って生きてきた。見捨てられた人/子供だと。愛されることはないだろう、愛することはあるだろう。愛の弱者。

家族をささげてもいいから、作家になって、父親と、母親と、弟と、その苦痛と、孤独。それらを物語って、なにより私が癒されたい。もう怖くて。これ以上は進めないとわかったから。