また終わるために

いっしょにすごしたときめき

恋しくて、恋しくて、ながい夜

私はあの人を待ちわびている。馬鹿みたい、そういったところで苦しさは何も変わらないし、ひとからみたらさぞ馬鹿ばかしいだろうに。

あの人は数日もう姿をあらわしていない。病気と多忙に文字通り倒れているのだろう……事情は分かる……私も周りのみんなと同じように倣って、待つことはできる……だけど、釣り合いの感覚を失って、もうこれ以上待ちたくない思いが勝る。

遅れずに来て、そして、迷わずにそこに居て。私はあなたを選んだの。今度は、あなたが私を……。