また終わるために

いっしょにすごしたときめき

恋しくて、恋しくて、えいえんといちにち

あの人との連絡手段がいよいよなくなってしまった、何もかも完全に。私は私の住所と電話番号と、LINEのIDも伝えていたけれども、おそらくそれらを伝って彼が私に息を吹きかけてくれることはないだろう・・・・・・私はいわば、仮死状態の世界を生きて、いや、死んでいないだけの状態で暮らしていくのだろう。

あの人が消えたのはなぜなのか、心当たりがありすぎて、心当たりが全くないに等しい。どれも考えられそうな可能性でありながら、どれもそれじゃないようで・・・・・・私に永遠にわからなかった方。私はあの人のことを何一つ知らないで死んでいくんだ・・・・・・。そう考えると、墓穴をのぞいた時のようなひっそりとしたやりきれなさを感じる。晴れ渡る荒野の真ん中であの人の手を握る夢・・・・・・、あの人の声を聴く空想・・・・・・、なにもかもに耐えてきた、私は恋しさをほんとうに我慢して頑張ってきたはず。

この天気雨のような、琥珀の中の蜂のような、呪いはなんだろう?

あの人について、何も知らない、それでいて、何か知っていたような前世からの忘れ形見が手元の記憶にあるような、不思議。

夜ごと、あなたを呼ぶと思う、あなたが好きです、あなたが好きです、と花の芽の息吹のように。