自分自身というものがあの人を通した映し鏡でしか見られないような中毒症状になっているから、本当をいえば、もっとかまってもらいたいし、もっと話したいし、もっと近づきたい。
けれども、あの人はフェイディング、フェイディング、フェイディング・・・・・・。追いかけちゃうけれど、その分圧倒的に影しかなくなって、私は悲しくなる。
もっと、かまってもらいたい。
もっと、話したい。
もっと、知りたい。
もっと、近づきたい。
こんな夢を見た。
イマカレが私の家を出て行った後に、モトカレが私のもとに来て、あの人のふりをして私に触れようとするのを、私は悲鳴を上げて拒む・・・・・・必死にあの人の名前を呼ぶけれど、何も見えなくなって、ここはどこだ、と叫ぶ。見慣れた私の部屋ではなくなっていたから。そこで目が覚めて、あの人からの通知が何もないと気づき寂しくなったのだった・・・・・・。