また終わるために

いっしょにすごしたときめき

真夜中のパーティー

昨夜のような幸福がある一方で、思い出すのもおぞましい過去の記憶がある・・・・・・自分自身の醜悪さや欠点がえぐられてさばかれたような、そういう気持ちになることが。

ささやかだけれど、役に立つこと。昨夜の真夜中の友人の誕生日パーティーはそんなんだったと思う。友人っていうか、なんていうか・・・・・・。

おいしい、と言って私の取り寄せたケーキを食べてくれていた。人生で最善の日、といってくれた。よかった、私の狙い通りに、彼の記憶を更新できた。

彼はいわゆる毒親育ちで、家族からされた冷酷な記憶しか、自分の出自について持ち得ていない。それが私にはくやしいというか、身に応えることなんだ・・・・・・。

クリスマスや、お誕生日という、ささやかだけれど役に立つアニバーサリー。こういうことも、大切なんだ、そう人生には。