2022-02-08 あなただけの場所 恋しさのディスクール 私はもっと、喪が欲しい。もっと、喪で甘やかに圧倒されたい。もういっぱいある、はずだったけど、もっと増やしたい。最後に強い口づけをくれるといい。たどたどしく、その赤さについて、言葉を並べていけたらいいと思う。 あの人には、あの人だけの場所があるから、戻って行ってしまった。私はそこに、私の場所が少しでもあればいいのに、と願うばかり。