あなたがいなくても、明日にあなたをたずねて行く。私は、あなたがいなくても生きていけるほど強いし、あなたがいなくては苦しいほど弱い。
私のここでの言葉の羅列は、すべてあなたへの――いなくなったあのひとへの、ラヴレターなんだと昨夜気づいた。
あの人の強さが眩しくてまた恨めしくもある。私なしでも生きているしたたかさ。私なしでも毎日を送る眩しさ。そういうものが、全部。
音楽を聴いている。本を読んでいる。全部、あの人につながればいいのにという願いがある。たとえあの人が私のそばにいなくても、その化身はいつも私の少し先にいる。
けど、あなたなしじゃ、すべて終わればよかったのに、と思う。私はそんなに強く生きている自分自身が呪わしいから。