あの人が泣くくらいなら、私がいつまでも泣いていたい。あの人の代わりに私が涙を流す。そうすることで、泣き止んだ頃に「そういえば、愛してる」と思うのだろうと感じる、もちろん私があの人をね。
あの人はもう前を向いて、自分の意識がいつも通りに機能しているのを感じているのだろうと思う。好きな人もすぐできるだろうし、もうできたかもしれない。
私を、傷と一緒に忘れたいのだろう・・・・・・私は悪者でもなんでもなかったんだけど、あの人の記憶の中に場所を作ることはできなかった。
あの人の代わりに涙を流しているんだ。(血ではなく。)あの人と私の間の地面は一生乾かないだろう、しばらく、そこに咲く花はあだ花かもしれない。そのきらめき。
そういえば、愛してる。