また終わるために

いっしょにすごしたときめき

自由になる自由があるけど

あの人を喪った悲しみに明け暮れていたい。身を委ねていたい。そうでないと、私はさびしいきれいな地獄に幽霊のようにひとりだ。

あの人の痛みにとらわれていたい。それから自分自身が自由になる方法ならいくらでも浮かぶけど、私は……。