いい作品(もの)に出会うと、「なんでもっと早く知ることが出来なかったのか」という後悔が先立って、心理的な麻痺状態を起こしてしまい、金縛りにあう。その先に踏み込むのが躊躇うくらいの感動をおぼえて、心中したくなるんだよ、いわば芸術と。
amazarashiというアーティストのCDを初めて買ったのは承前、歌詞だけで白飯3杯はいけるなあと思ったのだった。ところで、私が衝撃を受けた歌詞のフレーズ、あるいはワードをここに羅列してみようと思う。今のところ、『季節は次々死んでいく』しか手元にないのだけど、好きなところと、ダメ出しももしかしたらしていこうかな。
「挙動不審のイノセント」
「拝啓 忌まわしき過去に告ぐ 絶縁の詩」
「最低な日々の 最悪な夢の 残骸」
「根腐れた夢に預かった命」
⬆これ、ほんといいな。走れメロス的な命の走り出しも描かれてる様に思う。wikiの情報だけど、この作詞作曲を手がける秋田ひろむさんが、寺山修司と太宰治を愛読してるというのも頷ける。
最近の作品の出会いでもっとも大きいショックかもしれない、良い意味での。もっと早く出会いたかった、それが本当に悔やまれる。