また終わるために

いっしょにすごしたときめき

出会いの筒としての私

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花粉症のレーザー手術を受けてから、風邪をひいたような症状が続いててとても不調なんだけど、こういう時にふとこれまで出会ってきてもう会っていない人が想起される。

13年間付き合った東大生の元彼は、就職しないし、働かないし、光熱費とか家賃払わないし、とにかくダメな男だった。誠実でもなかったし。私は出会いの筒なんだろうなあ、出会っては別れ、友達は入れ替わり、両親とも絶縁状態になるほど親密だったわけじゃなく、本当にもとから関心ないんだよ。言い過ぎたかな、悩まされてきたし、苦しめられてきたと自覚しているわけだから、今はなんともないけど、もう戻る気はない、とだけ。

陽の当たる場所で伸びてく人達に嫉妬していて、認めたくなくて、勉強を頑張ったけど挫折したし頓挫した。私には何一つ有益に残った学生時代の思い出はない気がする……とにかく苦しかったから。

頑張ってきたな、本当に。終わりのない苦しみを、物語や小説と一緒に感受してきて、それはそれで楽しかったな。だから、本を読まない人は私には信じられないんだ。うちの父親だけど。

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