また終わるために

いっしょにすごしたときめき

挙動不審のイノセンス、レジ前にて

ブックオフでもスーパーマーケットでも肉屋でも、レジで支払う時、支払い終えた後が正念場だと思うんですよね。

私がまあ一万円札しか持ち合わせがなくて、ちょっと細かいの無くて、って言って出すでしょ、普通に店員さんが、あ、はい、って勘定するでしょ。おつり受け取るでしょ。そのあとだよ。店員さんの熱視線に耐えつつ荷物処理をする、という正念場は。

ありがとうございました^^って店員さんはだいたいおつりをこっちが受け取った直後にいうのね。そのあと、私が、まあにこって笑って返答するんだけど、その余裕もなくて荷物をガサガサやってる時があるんですよ、ちょっと多めの荷物持ってたりしてさ。で、①財布にレシートとお金を収納する②商品を持ちやすいように受け取る③財布をかばんに入れる、っていう手筈なんだけど、この間のおよそ30秒くらい?(数えてないけど)がほんと店員さんもどうすりゃいいかわからないらしく、とにかく私の挙動をじいっと見てるのね。もちろん、なんだよ、何見てんだよ、とも言えないじゃないですか。そんな炎上するようなこと。

でも、先日の肉屋で勘定したとき、私があいかわらずガサガサしてたら肉屋のおじちゃんが「すみません、ありがとうございました!」っていいながら立ち去ったんだよ、私の前をね。これだ!って思いましたよ。挙動不審のイノセンスがはじめてレジ前にて浮かばれましたよね。この、”すみません”っていうのがいいなあって思いましたよね。

今ってエコ活動の一環として、レジ袋も自前で、商品入れもセルフじゃないですか。だから私みたいな人、きっといると思うんだよね、”レジ前の挙動不審のイノセンス”たちが。たぶん、いる。きっと、いる。きっと、きっと、いる。