また終わるために

いっしょにすごしたときめき

夜は形容詞がやってきて

空き箱に埋もれた落ち葉みたいに、この部屋は夜になると形容詞がやってきて降り積もり、私は圧倒される。

その日一日の出会いの筒。心の揺れや響きそのものが夜になると形容詞という落ち葉になる。形容詞の群れ。

私は息を飲む思いだ。ときどき、つむじ風が起こって、私の胸を掻き乱す。眠りの糸を辿るようになっても、そのつむじ風はまだ鳴りをひそめない。

あなたを前にすると、私の中でかた·こと、と音がなります。これが夜になると、形容詞の群れとして、落ち葉になるのです。この部屋は落ち葉に埋もれた空き箱みたいです。