入浴の時間の恐怖に耐えかねて、よくTwitterでスペースを開いて感情を受け止めていただいている。だって、「今夜も入浴しなきゃいけないんですけど、怖いんで困ってるんですよ」と言ってかかりつけの医者の所まで行って眠っているところをたたき起こすわけにはいかないですから。
それで今夜も例にもれず入浴直前の恐怖と戦うのをやめて、とにかく感情を吐き出すことにした。対談相手はえすさんだった。令和の小宮豊隆だと内心私なぞは思ってゐる。
入浴の怖いところは、一人でディズニーランドに行くみたいな心細い気持ちになることと、入浴済ませるとQOLが爆上がりして嫌でも明日一日という暮らしを見つめる心構えができてしまって明日を迎え入れざるを得なくなるところですかね。あとは、これは新しい気付きなんだけども、例の小宮豊隆さん曰く、私と父親との間の感情のしこりが私の風呂ハムレットと関係があるとのこと。要するに、入浴が怖いのは、私が父親を許せてないから、らしい。まあそりゃそやけど、ちょっとそれは肉親同士の間で起こったつらい経験だから、許すのは天使の夢やわ~、と思ったけど。
父親がヨソの女性の家から帰宅した深夜00:00頃に、中学生の頃の私が入浴していると、「こんな遅くに入浴して!もっと早く済ませろ!」って怒鳴られたんだよね。トラウマやわ。心臓がどきどきして、危うく恋になりそうやったわ・・・・・・。
母親が不在という形をとって、そこにいた。食器棚に、畳の居間に、私の静寂に。つらかった。お風呂の時間だよ、と声をかけてくれる柔らかい存在はもういない。それが父親という裏切りの形で存在していることがほんたうに苦しい。今でも、私はそれで入浴が怖いのかもしれないな、と今夜、ちょっと思った。