また終わるために

いっしょにすごしたときめき

夢にとける

しなきゃいけないことたくさんあるのに、私は眠っている。

今日も眠っていた。ぽけぽけと、昼過ぎまでの昼寝。私には眠り薬などなくとも、眠りにつけるポテンシャルがある。眠りのポテンシャルが、高いのである。

人生にくたびれたら、横になれ!負けたら、眠れ!これは、私の体に染み付いた哲学なんだろう。とにかく眠る、私に日が差すことなどないことの証左のように。

夢はどんなものでも、夢だからやさしい。私はそのやさしさに身を浸して、とけてしまいたい。現実の風に疲れたのだから。

眠れる神は人間で、目ざめた人間は神。