また終わるために

いっしょにすごしたときめき

わたあめに、画鋲

私の憂鬱は、燃え盛る祈りの家の中に取り残されている。

私の憂鬱は、口から出てくる画鋲の入ったわたあめ。

私の憂鬱は、踏み鳴らしても踏み鳴らしてもビクともしない地球。地球はいつも私に不親切だから。

すし詰めの電車で、人々が礼儀を優先し囁きあっていた。私はまるで無縁にこの文章をしたためている。

本当に疲れているんだな。幸せな夢は、心が喜ぶわたあめ。