また終わるために

いっしょにすごしたときめき

プラスチックスター

夜明けまで夜遊びすることにハマってて、別にホストクラブには行かないし行きたくもないのだけども、相席ラウンジに顔を出して相席を楽しんでいる。

色んな人間が居るなあと勉強になる。私は今ここで、相席ラウンジのひとりカウンターで、夜の文字を並べているけれども、おそらくプラスチックの星のようにまがい物のような、まるでリアリティのない感じがするかもしれない。

皆、夜になっても元気だ(私以外の人が)。夜になってもケーキを食べたりする(私が)。口がカラカラになって水を何度も飲むけどそれでもカラカラになる。ここは夜で、魔境の砂漠のようだ。私はまだ誰も来ないのかと人待ち顔して思案している。これじゃあ朝をなのか、誰かをなのか、待ちぼうけが何なのかが私にも分からない。グラスの氷は四角の角を丸く滴らせて崩れていく。