また終わるために

いっしょにすごしたときめき

薄情な私の胸を締めつける

父親のことといい、男友達のことといい、胸が締めつけられる。私は薄情と自分に決めてかかっていたのに、人情らしいものがまだあったようだ。疑って詰め寄ったり、信じきれず頭を悪くしたりすると、こういう切なさに直面する。

春はもう終わる頃だ。葉桜がようようと緑に光っている。