また終わるために

いっしょにすごしたときめき

2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ぬるい涙が頬をつたう

夏は暑いんだけど、私はぬるい。覚悟がぬるい。悲しみがぬるい。切なさも、ぬるい。やる気も。なにもかもぬるい。 だから何かがしたいのに、何もしたくないのかもしれない、けど、どうなんだろう、やはり何かがしたいのかもしれない。この判別も、ぬるい。そ…

見つけて探す、これは見つめてるということ

私、結局出会ったその方とどうなりたいのかということばかり考えてしまい、なんてむなしい時間を過ごしているのだろうな。あの人が欲しいのか、あの人の好意にまみれた自分が欲しいのか。 こんなに穏やかでいるのに、あの人の前にいる時私はざわざわする。あ…

あの場所に帰れなくなっても、その2

同じ部屋で2人だったのを、今身をもてあましつつたったひとりで暮らしていて、急に広い、急にひどい。 あのねえ、もともとは元彼の部屋だった場所が今は私の書斎なんですけども、壁にはられていた所だけ日焼けしていなくて、浮いているところがところどころ…

あの場所へ帰れなくなっても

このところ元彼のことをよく考える。振ったのは私だが、思い詰めてしまっているのか、泣き出したくなる気持ちで心が揺らぐ。波立つ。涙の海。平静な水面を思い出が吹き荒れて、しばしさざ波。苦しい。もう二度と会えない人と場所に窓を開けて、未来と明日を…

傾眠

薬の副作用が出て傾眠することがあるが、その時私はよく夢を見る。 最近は、母親に会いたいと願う夢、家族の中で子供の私が助けて欲しくて助けられない夢、また母親の夢……起き上がれなくて魂だけ意識と眠りの世界の浅瀬で迷っているような心地の時、とても悲…

また終わるために

喪う始まりと分かってるのにひとはそれにもかかわらず、誰かを愛するのをやめない。 誰かを求めることはすなわち喪うことの始まりなのである。なのに。 身体が愛が不足しているといってため息をもらす。こんなことばかりの人生で、他者に溢れている。いや、…

私の夜を埋めるもの

本当いうと、この夜の空洞は元彼との思い出で埋めるためのものでないはずなのに、今日はとんでもなくそれらで占められていて、泣き出しそうになっている。 さびしい、彼の幸福が。私とすんなりいかなかった同棲を他の誰かとは上手くしている事実がさびしい。…