また終わるために

いっしょにすごしたときめき

2022-01-01から1年間の記事一覧

no words

伝えたい事など、無い。記しておきたい事も、無いかもしれない。近頃言葉の無力を味わわされている。 私は年末に臨み、来年の誕生日までには弱虫を何とかしたいと考えた。しかし、それもこれも、成り行きの力によるものだという気がする……私は言葉の無力さだ…

夜中のクッキング

中途覚醒した。私は今風邪をひいていて、よく眠れずにいる。熱が出ていたり、咳にむせていたりして、深く眠れないのです。 そこで目が覚めたからここぞとばかりに料理をたしなむ。野菜はたくさんある。キャベツ、ピーマン、なすび・・・・・・、トマト缶。トマトス…

なんてことはない、忘れられない人

成就しなかった片恋相手は、いつまでたっても恋しいなあ。そういう恋しい人が、もういっぱいいて、溢れているけれども、また増やしましょう、もうひとつ、もうひとつ・・・・・・、と年々増えていく。もしかしたら、生きることは年を取ることを着こなしていくこと…

なぜわたしはひとりなんだろう

雲のシグナル、それをうけとったみたいにふと思った。なぜわたしはひとりなんだろう。孤独を何で深めていけばいいか、何で埋めていけばいいか、希望?そういうものはどこで拾えるのだろう? 部屋が相変わらず散らかっているけれど、きれいに整頓されたかばん…

太陽の誕生日

朝、目が覚めてすぐに考えた。ゆうべの本棚組み立ての続き、私は今日頑張ることができるか、そしてできなくても頑張らなきゃならないから人生は厳しい、と。 カーテンを開ける。昨日取り付けたばかりの新しいものだ。東向きの窓から太陽が目を覚まし、私は声…

えいえんと、いちにち頑張った話

あのですね、今日いちにちとってもがんばったんですよね、私。それを自慢したくて。あーそんなんだねえ、とおはなしをうけがっていただきたくて。こうしてブログに書いています。 シーシャを近々、吸いに行ってみたいと考えています・・・・・・未経験なので、ちょ…

恋すてふ、その後

失恋した、から、なのか私はバーで一人でカクテルを嗜んでいる。もう酔いはまわっていて……一人で飲むのは苦手だ……だからバーに来たけど、マスターによると21:00からでないと人はなかなか来ないらしい。困るな……もう怖くて、帰り道が特に怖くて、帰りたくなっ…

crying like a child

漠たる思いで見つめる秋空の曇り模様にふと、死を想う。自分の生き方に別の意味を求めてると感じるそのひとと、私は分かり合えないだろうと。それでも希求する気持ちがあるのはどうしたことだろうかと。この人間としての美しい、「にもかかわらず」のかなし…

この世の終わり

秋、日の暮れ方に思った。 どうしてかなわなかった恋の相手はいつまでも恋しく思えるのか。 ある歌を聴く。よくあるポップソングだ。雲のシグナルのように刻むリズム……あの夕焼けの向こうにあなたがいる、そんなように思える。

私は小説家生活ができない

あー、小説書くの、めんどくさいな・・・・・・。最近よく考えるんだけども、「作家はなろうとしてなるものではなく、気づけばなっていたものだ」とかってよく言うでしょ。あれなんなの。本当かなあ、なったから、そう言っているだけなんじゃないの、とか思うわけ…

恋(いと)しさと、愛

愛すべき、と思ってその人を愛することにひとは興味を抱くだろうか……どちらかといえば、ひと目でこの人だ!……と、直観した相手を恋(いと)しがり、愛するのだろうと思うのです。 つまり、大抵のわれわれは、愛すべき、という志向の、"~べき"という愛に興味な…

言葉の魚はTwitterでも泳ぐ

私は義侠心というものが(以前もどこかで話したかもしれないが)希薄で、だから今回の騒動ですら、変な言い方だけど私はまあくわしく耳に入ってこない桟敷に座っていた観客のままだったのだろうと思う。みんな適切な世界において、適切であろうとやっきになっ…

言葉の魚は泳ぐ

フィクションを書くことについて考えると、自分自身がこれまで味わったことの無いほど興奮するのである……強烈な快楽だ。たまらない。 私は、言葉が好きだ。言葉が、たとえ箸であの雲を掴んでみろ、と言われる対象だとしても、巨大な洗濯機(水槽ではない)の中…

合気道モード

合気道は、武術ではなくて、「道」という字を書くことからもひとつの人道主義なんだと私は思った。 体験でレッスンを受けて、これは私とのシンクロ率高そうだなとちょっとうぬぼれていた。背筋は伸びるし、腹筋は鍛えられるし、相手と勝負して白黒つけるんで…

【小説】電話、電話、電話・・・・・・ ①

私が携帯電話をスマートフォンに替えたのは、ほんの2、3年前のことで、それまではフィーチャーフォン(いわゆるガラケー)を使用していた。 けど、LINEもできない上に、私は夫へのSMS(ショートメーリングサービス)だけで月々の支払いがスマートフォンの契約と…

父親、その②

生きても死んでも私の人生に仇なすものという認識がある。父親の話だけど。 父親は数日前私に白々しく「ご様子伺い」の連絡をしてきた。元気か、と思ってと彼はエクスキューズした。何か用かとすぐさま牽制した。私は本当に貧しい女だ。 「お父さん、癌になった…

父親

まず私の人生に現れたもっとも私を見抜かなかった男性登場人物の筆頭が、父親である。 私の人生には、私を見抜いた男性が1人としていない。なんてさびしいことだろうな、と思う。ひとりくらい、居てくれてもいいのに。しかし、恋人関係においてですら、誰ひ…

にゃん

文章を書き切ると生きててよかったと実感できるので、軽い躁状態になって、たとえばお洋服を10000円以上注文したりしてしまう。実際今してしまった。 躁状態になると、フォロワッサンに迷惑かけてしまったことがあるから、手痛く負けているにもかかわらず私…

眼差しと所有 ~嫉妬とはなにか~

ユダヤ人諺にこんなのがある。 「嫉妬は100の目を持っていてそのどれもが正しくない」 私にとって嫉妬してくる人間がウザくて堪らないのは、その100の眼差しという超弩級の所有をしつつ、私の承認を全く得ないという関係性および構造を容認する点なんだよな、…

所有とはなにか

まず結論からいえば、所有とは眼差しであり、特に私が最近絶賛気にしまくり中のSNSにおける所有-被所有と眼差し-身体性について、考えたことをメモしていこうかなあ~と。 【目次】 ①SNSにおける所有-被所有「身体性と眼差し」②セクハラはなぜキモイか③キモく…

清らかな狂人

「それがどうした」「そんなもんだ」 手帳持ってて制度的に「障害者認定」に組み込まれている私は、父親にとってショックだったらしく手帳を持っている事実を私から打ち明けた時、絶句していた。 ばかめ、と思った。私は何を今更、と思ったのである。17年もうつ病…

【小説】愛を探し、会いに迷い、アイを知り ③ ~伝聞と嘘と、本当の話~

夢の途中、マフィは目をさました。自室でうたた寝をして、夢を最後まで見送ったことがない。いつでも途中で途切れ、ああまだ私は死んでいなかった、と取り残された気持ちになるのである。友人が、何か言っていた気がした。しかし、もう幻である。すべてはも…

【小説】愛を探し、会いに迷い、アイを知り ② ~伝聞と嘘と、本当の話~

まきのまきなは、2度結婚し、そして、その両方をうしなったのだった。つまり、離婚を2度経験している。しかし、どちらの相手も海外のひとだったので、戸籍はきれいなままである。一度目は10年間一緒に連れ添ったひとがいた。韓国の男性だ。まきのはこの経…

【小説】愛を探し、会いに迷い、アイを知り ① ~伝聞と嘘と、本当の話~

まきのまきなは正直、愛をまっすぐに信じ、表現するマフィがうらやましかった。 私は嫉妬を知らないといいつつ、うらやましいという感情を知っている、そして私憤を義憤にするという作業をもしかしたら無意識に組み立ててしてしまっているのではないだろうか…

秋の風は、忘れかけた人を運んでくるのか

ふいに忘れかけていた人を想いだす・・・・・・秋の風は夕暮れと一緒に、その人を運んできて、心の隙間を吹きぬけていく・・・・・・秋の風は・・・・・・。 とてもさびしい。夕暮れのグラデーション。あれを瞼に塗れば、涙は乾くのか。 とてもわびしい。女性はそんな言葉を言…

【和訳】eyes on me

【まきのまきな訳=解釈6:訳4】 私が私の歌を 歌うときはいつでも ステージの上で、ひとりきり 聞き届けられるよう願った 言葉たちを口にするときはいつでも あなたは私に頬笑んでくれた それは本当に現実だったのか、 ただの私の夢だったのか ほんのちいさ…

私はここで、

私はここで、独りの夜を埋める喪の仕事をするだろう。 私

やさしくされているという証拠をどこまでも追求する日

イフェクサーという薬が処方されて、1か月弱服薬したけども、落ち込みすぎて、ベランダは飛び込みの引き金に、電車も飛び込みの引き金に、大通りを走る車も、同じ。自殺チャンスの目につく日が続いて苦しくてたまらなかった。そして、憂鬱は大きな雲でブレイ…

さくっと、愛を

さくっと終わらせましょう、と言われてなにいってんだよ、と怒りたくなった。 というか怒ってゐる。私と彼氏の恋についての助言(のつもりのなにか)だったから。 むしろ聞いてみたかった、長年でも短年でも、恋や愛を”さくっと”終わらせるひとの人格を疑わな…

友情の謂い

たまにひとと疎遠になると、さよならといって自宅に戻る途中に不安になったりもするし、もしかしたらそれが永遠のさよならになったりもするだろう。じんせいはなにがおこるのかわからない。なにがおこっても、おかしくない。なぜなら人生という所与じたいが…