また終わるために

いっしょにすごしたときめき

2023-01-01から1年間の記事一覧

眠剤へべれけでの夜中クッキング

眠剤服薬しても眠れない時は、諦めて台所へ行くようにしています。そこで明日の朝ごはんの下ごしらえをしておくことにしているのです。 これにはまると、酔拳で料理している心地がしてなかなか気分がいいです。 今日は少し余っていた白米を白菜×ほうれん草×…

すべてはFにならない ~やけっぱちは鳴り止まない~

Fという結果だったんですよ……高い受験料を支払ったからその供養のために試験を受けることにしたんですけども、いくら勉強していなかったからとはいえ、私自身に原因があるからと分かっているものの、F、だったんですよね……。不合格。 もう世の中全部Fになれ…

束の間の疑問 ~私は恋人に会えるのか?~

恋人は、クリスマスには訪れなくて会えない日々はまだ続く。 私は不在に耐え、不在を操作しなければならない。それはもう不器用ながら始めた習い事のようで、いまではすっかり慣れた手つきで不在を操作している。私は恋人の不在を受け入れ、切なさをどこかに…

ひっそり、眠ること

愛情に疲れたら、ひっそり眠るのもいいもんだと思ってたけど、今私はまださびしいが故にこのまま眠ってしまうのが本当に怖いのです。 だからって、オレンジのような気力はどこからも湧いてこず、一体私はこれまでのひとり生活をどうやって営んできたのだろう…

マダムはお見通し

先週じつはピアノレッスンをエスケープしたんですけども、それを「仕事が急に入った」という理由で連絡もなく無断欠席したんですよね。そんな言い訳もちろん嘘なんだけど。 で、今日は勇気出して、ピアノレッスンに行ったんですよ。マダムに「ごめんなさい、…

あなたで溢れる季節

夜くんはきっと来ないだろう。 私はきっと上手に正しいさよならが出来ないだろう。 夜くんで溢れる季節が私に復讐するみたいに訪れるだろう。私はその中を漂流するだろう……どこにもたどり着くこともなく。 今からすでにもう正しいさよならの仕方を知らない私…

音もなく消える

愛の怖いところは、相手へと続くはずだった扉が静かに消えることで、私は埃のかぶった相手との甘い日々の記憶をダシにして、また愛の再熱を願ってる。 夜くんは消えてしまった。といっても、まだこの地上のどこかには必ずいるという生きながらの離別。こんな…

夜くん、涙色の花束をあげるよ

夜くんはきっと私との関係を自然消滅させたいと思っているような気がする。だって、もう2週間以上連絡が無いから。 ねえ、自然消滅はやめよ?最後にきちんと言葉が欲しいんだ……本当は私もとても待ったから、沢山我慢してきたんだよ……変わり映えしない毎日で…

幸せになろう

もし、「金銭的にも立場的にもふんだんに保証されて栄光の中生きる」幸せボタン、みたいなのがあったら、押すかな?と自問したけど、私はたぶんやけど押さないんですよね。 今の暮らしで努力していってる事が何なのかは自分でもあんまりよく分からないけども…

身を切るようなさびしさ

夜くん、声聞きたい。会いたい。 私は不安でたまらない。でもよく耐えた方だと思う。 もう3週間ほど連絡がないまま過ぎた。私たち、これで終わってしまうんだろうか?それが心配で不安なんだ。

次は、いつ会える?

昨日髪を短くしてもらった。伸びていた前髪も切ってもらった。 私はいつでも夜くんに会いたい。いつでも。もうすぐ仕事が決まりそうで、私はどうすれば夜くんに会えるんだろう? 夜くん、早くこっち来て。

水底の失意、叫び

夜くんから連絡ないまま、もう2週間が過ぎた。きっとまた、忙しかったり、家族との問題で苦しんでたり、悩んだりして頑張ってるんだと私は言い聞かせて、1人を耐えている。ひとりは別に耐えられるんだけど、放置は耐えられない、とどこかからもう1人の私がそ…

深い海

彼は静かな深い海の中で暮らしているかのような声で話した。時々感情のさざ波があって、それがより一層の静けさを際立たせる。 まきの、と私を呼ぶ。まきの。 僕は君がたまたまそこにいたから君を選んだというのではなく、君でないといけなかったんだ。 ほん…

昔の写真

過去の景色を全て天にあずけて昇華してしまいたく、結局それも人の手で、私自らの手で、削除させていった。一つ一つ成仏してくれ、と願いながら。 私はそれでも過去の人を少し残しておいた。美しい過去の地獄もあるのだから。それは忘れられないし、忘れるべ…

いつか私も君の季節

いつか私も、あなたの季節の一つに数えられることになったらと思うとこわい。 いつかあなたが「そんな子もいた、いつの間にか途切れた」と話していた過去の誰かのように、私もいつか君の季節のひとつになることもあるだろう。 私は不安と戦い、弱さと向き合…

喪うことの始まりだとわかっていても

愛してる誰かを求めることは傷つくことの始まりと知っていようとも、私はなおそれでも愛することをやめない性懲りのない恋愛主体である。 急にもつれあった縁を喪うのは早いだろう。すぐに手に入ったものはなんでも壊れやすく喪いやすい。それを思うと恐ろし…

last paradise

優しい静けさがあって、あなたはそこにいて、私はここにいて、その間の無限は最後の楽園かもしれないと思う。 どうあっても抗えない欲望と、それを手に入れた心地のする優しい静けさ。あなたの優しい静けさの中で、私は生まれ変わる。全てが満たされると同時…

運命を彷徨う

私がだんだん欲張りになっていくのがわかる。相手の欲望が自分の欲望だなんて、嘘だ。私は私で相手の全てを望んでいるのだから。 憂鬱な気分で洋服をみていた。死にそうになりながら、コンビニで愛を探した。何も売られていない、全てがあるのに。私は世界か…

fruits of serendipity~テクストの織りなす音楽とはなにか~

《私にとって、文章をしたためる行為は、天啓のヒラメキというよりはむしろ、罪の延長に近い。しかも、罪滅ぼしにもならない。その先もまた、罪が伸びている。》 ⬆以前、このように述べたが、罪の延長とはなにかというと、これは楽観的であるものの割と真面…

夢の中でも、電話越しでも、

身体中から愛の不足の訴えが込み上げてきて、いわば、ため息をついて、私は夜くんを少なからず憎らしく思った。 夜くんは何をしているのだろう?大丈夫なんだろうか?なんでこんなに心配なんだろう?心配に託けて私は彼の声が聴きたいだけなんだ。 夢の中で…

【論評】amazarashi『さよならごっこ』~また逢う日まで、また逢えない~

さいきん、amazarashi『さよならごっこ』に沼っていて、めちゃくちゃヘヴィロテしている。 この曲を聴いていると、両親が離婚して母親が家から出て行ったことを思い出して、――はっきりいってその記憶は全くないのに、心がひりつくのである。まるで幻肢痛に近…

雲のシグナル

神経症的様相を呈する夕焼けに照らされて、私は雲のシグナルに慄いていた。 もうひとつ増える、強い繋がりと喪失。楔のような最後のキス。そういう思い出の諸々が、私にまた降り積もるのだろうと思った。 私にとって、文章をしたためる行為は、天啓のヒラメ…

夜と、私の名前

夜くん、私に強すぎる不在をもたらして、なにを証明したいの? 私のもとをいなくなる?もう約束も忘れたって? 夏が終わって、私の名前も消えるのか。

夜と、もうひとつの夜

夜 恋愛主体の心に、彼を苦しめたり和らげたりする闇(情動的、知的、実存的な)の暗喩を惹起する心的状態。 ロラン・バルト『恋愛のディスクール·断章』 静になりたいのか、ざわざわしていることがむしろ相手への恋の証左なのか。それによって、私は何を証明…

私の名前

私は君から呼ばれて初めて生きた心地がする。 私にはほんとの名前なんてなくて、それでいいと今も思っているけれど、君はどう?私は何者であればいいと思う? 私は私。君に呼ばれて、私になる。ただ、私。友人、妹、姉、もしかしたらグレートマザー、そして…

君の名前

君の名前は、私が1人きりであることをおぼえた時に私の内側を支配するものだ。 君の名前は、私が呼びかけるごとに広がって捕まえられなくなるものだ。 君の名前、君の名前。君が私を呼ぶとき、はっと息を飲む。無限の彼方からうばわれた気持ちになる。私の名…

愛に平等は存在するか

誰かに恋している人というのは、常に既に相手を待つ待機状態であり、相手を喪い始めている状態であるから、要はマゾヒスティックであると言える。私は来るか分からない相手を「にも関わらず」待ち、想像界の損なわれる事と知りつつも相手に接近したいと願う…

炎の女神

私には火のような確信があって、それはまるで根拠がどこから湧いたのか謎なんだけど、馬鹿みたいに、あるいは、宗教のように、信じていることがある。「私は書けば、小説家になる」ということ。 遠回りには色気がない。でも、それを選んだのなら、そうしない…

ぬるい涙が頬をつたう

夏は暑いんだけど、私はぬるい。覚悟がぬるい。悲しみがぬるい。切なさも、ぬるい。やる気も。なにもかもぬるい。 だから何かがしたいのに、何もしたくないのかもしれない、けど、どうなんだろう、やはり何かがしたいのかもしれない。この判別も、ぬるい。そ…

見つけて探す、これは見つめてるということ

私、結局出会ったその方とどうなりたいのかということばかり考えてしまい、なんてむなしい時間を過ごしているのだろうな。あの人が欲しいのか、あの人の好意にまみれた自分が欲しいのか。 こんなに穏やかでいるのに、あの人の前にいる時私はざわざわする。あ…