また終わるために

いっしょにすごしたときめき

2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

脳裏の桜、満開。

元彼だったあの人にはもうすでに好きな人でも出来たのかな、と思い、ダイニングテーブルの椅子の方向を変えた。2脚ある椅子。これを丸いテーブルを挟んで向かいあわせでも、隣り合わせでもなく、少し斜めの横同士にした。テーブルを挟んで直角というか。丸テ…

遠回りして帰ろう

今日が私の中のどこかにあるスイッチを押したらしく、私は今通っている土曜クラスの英会話レッスンをやめようと決心できた。 次のタームのレッスンには少なくとも参加しない。 もう耐えられない。レベルの低さはともかく、メンバーのほとんどが年寄りで意地…

父親は犯罪者

私の父親は、私の母親に暴力を振るっていたDV犯罪者なんだけども、彼いわく「母親は3割悪くて自分は7割悪い」ということらしい。 それを聞いて耳を疑ったし、やはり犯罪者の基礎的な思考が常人と違うんだなという知性の違いの確認もできた……悲しいことが人生や…

春と生活

春になろうとしているからなのか、私は終日眠ってばかりの日が続いていて、うつうつと過ごしている。 眠りの中に内包される春というものがあるのならば、私は春などいらない(ただし、眠りはいる)。夢の中で父親と母親が再婚していた。春だなあ。 生きるのが…

夜明け前、雪降る前

夜明け前はいっとうしずかで昏いように、雪降る前はいっそう寒くて震えるように、人生の明るく温かい場所にいくまでに、こういう時間をのんでいかないとならないらしい。 私は、人知れずつらい道を選ぶだろうなという気がしている。あえての艱難辛苦を求める…

しうねきルッキズム。でも、いいんだ……

会社で働いていると、ストレスやプレッシャーなどの負荷がかかった状態になるから、というのは私のていのいい言い訳で、たとえその相手がシゴデキの上司でも、ルックスが良くないーー少なくとも私にとっては好ましくないルックスーーの場合、注意や叱責をそ…

うだつが上がらないまま大人になっても

刺激に飢えてとにかく高く飛んでいってしまいたい願望のカタマリみたいな子供時代だった。 今でもその名残が記憶されていて、私はうだつの上がらない人々や街並みなどにひとりで憂鬱そうに、うんざりしてしまうことがある。 私の母親はよくわたしにとっての…

春待ちの終わり

春待ちの終わりは、春が来たから終わったわけではなく、春が来ないと理解したがために終わってしまったのだった。 そのかわりに、毎日の待ちぼうけが始まり、私は永遠に来ないだろうその人を待っているのである。 来るかもしれない、来ないかもしれない。そ…