また終わるために

いっしょにすごしたときめき

自堕落に溺れてまでほしかったものは

堕落しつつも、このしうねき命は、なかなかくたばらず、だからといって、勝機があるのでもなく。この自堕落に溺れきれたらいいのに。自堕落になったとたんに生まれ変わる命があればいいのに。それが同じく私ならどれだけいいか。

しかし、人間はしぶといので、自堕落には溺れきれないのです。そこがさらに人間性を堕落させつつも、命は消えないので苦しいきりなのです。自堕落の苦しさというより、こんな自分をやめられない苦しさ。堕落して、らくだにでも転生すりゃ、ましなのにね。どうせしぶとい命ならね。