また終わるために

いっしょにすごしたときめき

君の名前

君の名前は、私が1人きりであることをおぼえた時に私の内側を支配するものだ。

君の名前は、私が呼びかけるごとに広がって捕まえられなくなるものだ。

君の名前、君の名前。君が私を呼ぶとき、はっと息を飲む。無限の彼方からうばわれた気持ちになる。私の名前を、君がわかっていて、私はあなたを知らない。

罪をおぼえるより、君に教わりたい。