また終わるために

いっしょにすごしたときめき

こんな惑星なんて、もう汚れっちまったのに

永遠にこういう夢をみるのだろうか。

父親に怯え、私はそこに居続けるしかない夢。父親に怯えるから、剣道を始めたことをはっと夢で思い出して、剣を手にする。しかし、それでも、まだ怯える。

私は何時までそこに居続けるのだろう?そこは私の居るべき場所でないのに。そこに私は居るべきでないのに。

父親にとっても、弟にとっても、私は不要だというのに。ろくなことの無いこのゴミのような扱いに、私は我慢し続けることを強いられて、これはなんだろう?負債と判りつつ、この時を引き受ける人生なんて。

銀河の底へ棄ててしまいたかったよ。こんな惑星(ほし)なんて、こんな惑星なんて。

I’ll be stronger ~欲張りでも、きっと~

英語が出来るようになりたい。

資格が欲しい。資格(化粧品検定1級と日本語教育能力検定)が欲しい。

ピアノをもっと上手に弾けるようになりたい。

合気道も、剣道も、上達して強くなりたい。夢の中で、いつも父親に怯えているから。

もっと人の役に立って、人に優しくありたい。

正直に生きたい。

私は欲張りで、しばしば頭が混乱する……欲しいものがありすぎて、何から手をつけたらいいか、何ができるか、ひいては、何が欲しいか、わからなくなったりする。

夜くんに、会いたい。

私の望む先に、夜くんがいたら、いい。もしそうならば、私は何よりも夜くんを優先して、まわり道を厭わないのに。ストレートでも、もちろんいいけども、この歳になるとまわり道したって構わないと思うようになった。その先にとにかく愛があれば。

愛があれば。諦め悪くとも、嫌味な諦めがあろうとも、おととい来やがれ。

夜くん、会いたい。またいつか会えるまで、きっと私、強くなるよ。

守りたい

夜くんを私が守るために――そもそも私が守れるのかはっきりしないのに――出来ることはなんだろう、必要なものは揃っているだろうか、とふと考える。

不足のようだなと思う。そもそも彼を守るべくの財力がない。もし私がめちゃくちゃ有名人でお金が沢山ある人物だったら、こんなにこじれていない。

私は無力だなと気づく。遅かったのかもしれない。だけど、だから?、後に引けない。

夜1度だけ知らない番号から電話があった。夜くんではない。なんだろう、待ちわびた季節の春にざわめく風は?全ての世界が私の写し鏡でなにかのメタファーだと思うのは狂っていると思う。のに、どうして春の風は、冬に別れてなおざわめくのか?

二人の季節はまだ始まらない。

少女いちごの思い出

いちごがとにかく好き。見るのも食べるのも。いちごのお皿、先日買った、コップも時計も。もういっぱいいちごのアイテムがあるけど、実家に置いたままの、あの四角いお皿だけは、まだ手に入れてない。

あの四角の真ん中に、いちごが描かれたお皿。ケーキを食べる特別な日にしか食卓に上らない、スペシャルなお皿。なんとなく今は、チョコレートでも載せて、普段使いしたい気持ちだ。

ああいう、死ぬまでワクワクしたい気持ちを思い出させるスイッチになるアイテムは貴重だ。いちご。死ぬまでワクワクしたい。死ぬまでドキドキしたい。

失恋したあとも相手を思い出して甘酸っぱい気持ちになるのは、死ぬまでワクワクしたいし、ドキドキしたい名残りかもしれない。

【人物】夜くん、その2

理由なんてない、探しても、ないものはない。なんだか、私が私の全てを捧げて守るべきでそばに居たいと思わせる人なんだよな。

その弱さや、生きていくことの悲哀とか苦痛も、一緒に分け合いたいんだ。見守って、その行く末を見つめたい。なぜなんだろう、彼の弱さがかえって私をそう願わせる……彼の、家庭での不遇も不幸もいたみも、私は一緒に慰めあっていきたいのに。

どうしてだろう、この別れもおそらく理由が見つからないんだろう。夜くんにはきっと私みたいな人間が必要だと思うのに。それは、明らかに疑えない事実なのに。夜くんが、あと1歩勇気と決断で飛び込んでくれたらいいのに。いいのに。いいのに。死んでも、いいのに。忘れられない人。

人間として賢明であったためしのない私

例えば、食べ過ぎてしまったり、それで寝込んでしまってお腹がぐるぐるいうのをしめやかな気持ちできいたり、近づくべきでない相手からとうとうイライラする批判ばかり受けてまるでサンドバッグになったり。

私は人間として生きていて、賢明であったためしが無い。どーもこーもない。とにかく賢明で居られずにここまできて、吐き気に耐えながら死なないでいる。

やさぐれる私「けっ、多様性。」

多様性が生存戦略のひとつとは言うものの、出来る/出来ないがどう決まるかという仕組みには、どう考えても納得できない。

私は近視眼的なので、多様性なんてなければいいのになと常々思っている。ちゅ、多様性。ではなくてむしろ、けっ、多様性。なのである。

どう考えても、理解できそうもない。出来ることが自分に増えていくと、出来ない人が居ることに狭量になる不適切な自分自身が出てくる。ここでいつもつまづくのである。

特に頭脳を使う事で、何か理解の深さや浅さといった差異を目の当たりにすると、自分が出来ない場合はむしろ安心するんだが、他者が(自分よりも)出来ない事実がわかると、どうしてだろうと、まるでこの世の理不尽全て投げつけられた気持ちになる。まだ、私が出来ないという現実の方が希望がある気がするんだ。

どうして能力差というものがこの世にあるんだろう?さびしいじゃないか。しかし、このさびしさは、如実に私を蝕むくせに、妙に世間から隔離されべき感情として取り扱われる。まるで恋心、片恋のようにさ。理不尽だよ、能力差や多様性なんて。

けっ、多様性。今すぐひとつになれ、人類。

花と分かちあう

かなしいしつらいから、こころをほぐしたくて、花を買って連れて帰ってます。

花をテーブルの上に花瓶の中へいけて、そしてうっとりと頬づえでもついてぼうーっとしたいですね。その時にやっと、わたしのかなしみやくるしさを花が慰めつつほほ笑んで返してくれる気がするんですよ。

とくに、今回手に入れたポピー(芥子の一種)は、うっとりするにはうってつけの花です……うっとりうっかりしたいなら、この花というぐあいに。

春はあけぼのでも眠い

スタバでさー、ベンティのコーヒー頼んでも、楽しくないんよね。眠くて死にたいから。

読みかけの本、携えてもなかなか開かないんよね、疲れて気力持たないから。

眠くて眠くてたまらないんですよ。すると、希死念慮ももたげてきて、このままここで天に召されたらいいなとか思うんですよね。

天に召されたいんですよ、なんて事ない場所で、楽に。それは野垂れ死ぬ、ということだけども、それでいい。それがいい。

毎日眠ってます。家事も投げ出してしまう時があって、その時ですら眠るのは欠かしません。眠いんです。疲れてるんです。だるいんです。苦しいんです。

薬の飲み過ぎかなとか考えましたけど、そんなの関係なく、眠いですよ、死にたいですよ。人に親切に席を譲ります。いいですよ、と遠慮され断られました。仲良さそうな男女でした。でした、とか言いましたけど、今も私の隣で睦まじそうですよ。

目の前の、本の扉は開かない、開けない。眠いんだもの。

拝啓、忌まわしき過去に

過去は目障りな夢なんだよ……近頃よく過去が逆襲してきて、その度ひとりで立ち止まってうなされている。

過去なんて、後悔なんて、着こなすだけさと嘯(うそぶ)くけど、それでもつらいんだ。そこのお姉さんも、お兄さんも、お父さんも、車掌さんも、社長さんも、そんなことあるんだろうか?