また終わるために

いっしょにすごしたときめき

お菓子、凄い。

お菓子を食べるごとにつくづく思うのだが、このただの嗜好品でしかない、人の生存に必要な栄養素がそれほど含まれていないものを美味しいと感受することは、食文化の中でも凄いことなんじゃないかと。

あるいは、そういう「なんの栄養素もない」嗜好品を美味しいと感受する人間が凄いのだろうか。お菓子、とくに、日本のお菓子は世界的に見ても美味しいらしく、その企業努力には頭が下がる。だって、繰り返すようだけども、なんの栄養素もないただの嗜好品をこんなにリピートしたくなる気持ちにさせるのは、作り手の努力と文化の結実だとーー大袈裟でなく、掛け値なしにそう思うんだよ。

お菓子、凄い。人間、凄い。