また終わるために

いっしょにすごしたときめき

夢を埋める

夢を埋める、が、弔うことはできない。よって、夢の成仏もない。

どうしてだろう。もうあきらめたはずで、別の道を覚悟して選んでいるのに、埋めたはずの夢に呪われているのか、私はいつも破滅する。社会に、組織に、会社人間に、「おまえは駄目だ」と烙印を押され、失格。人間、失格。失格でもいい、けど、夢がないじゃないか。だって、もう埋めたはずなんだから。夢に呪われているだけで私は道もなく途方もなく、迷子。どうすればいいのか。

ねえ、失格でもいいから、呪われてもいいから、私を作家にしてよ。お願いだから。

埋めた夢のこんもり盛り上がったところで、そう拝む。