また終わるために

いっしょにすごしたときめき

「まあいいや、別にあの人の彼女じゃないし」その2

承前。

チェンジ実行男子の説教内容無さすぎてほんまなんの時間やったんやろなあと憤りが今になってかえってくるという。

「人生捨てたもんじゃない、の”じ”という字は、人生の字ですよね」とか言ってたかな忘れた笑。内容無さすぎて口の中の水分全部吸い取られるパン単品で永遠食べさせられてる気分やったわ笑。

味気ないのなんの……笑。

555は、今日初対面だった女の子も知ってて「あの人皆から評判悪いよ」と言ってた。やはりな笑。

毎日入り浸っているらしい、555。

みんな大嫌い555、みんなのアイドル555。これは両立する、二律背反のようで、両成立する。

ほんと説教の内容意味不やったわ。

まあいいや、別にあの人の彼女じゃないし。

「まあいいや、別にあの人の彼女じゃないし」

相席ラウンジにまた行ってきたんですよ。

今度はSNSで知り合った初対面の女の子と一緒に。

で、初めての店だったのでどんなんかなぁとか思てたら、まあさいしょは歳上でテンションも上でしんどいひとが来たんですね。自己開示する余地無いくらいその歳上男子が騒ぐからまあ動物園で檻の中の動物が騒ぐのを眺める気持ちでその場で静かにしてたんですよ。そしたらまあチェンジされますよね。それは別に傷つくとかなかったです。

けど、2回目歳下のふつーっぽいテンションの方に席について即チェンジされたのは傷つきましたよね。で、私と一緒に居た女の子が「今チェンジしましたね?」って本人の男性に言ったんですよ。それからが大変でしたね。男子、お説教し始めてやんの。

なんでチェンジされた側がチェンジした側から説教されて怒られちゃわないとならないんだ、ってエニグマ状態でしたよね。だって少なくとも傷ついているのは私たち女子のほうで、なんでそこをえぐってくるようなお説教とお叱りを受けなきゃならんの、って。いいですか、傷ついているのは、チェンジされた側の女子なんです。で、その相手に対してお説教と怒りをぶつけているのは、チェンジした側の男子なんですね。なにこの構造って、人生は不条理に溢れてるんだなと思いましたよね。

私の隣に座っていた男子がチェンジの実行者なんだけども、お説教とお叱りもその人がしたんですよね。(男子2人いて、女子も私含めて2人だった。)

でももういいですよ。怒られ損は馬鹿らしいけど、散々弄ってやったし、笑ってやったし。

まあいいや、別にあの人の彼女じゃないし。

夕空から花のかおり

英語の宿題、近頃全然手をつけないままでレッスンに向かうことが増えた。自分をどれだけ叱咤激励しても動かないのである。どうしたんだろう?これも鬱の症状なのかな。

懐かしい春の夕空の雲を追いかけていくのもいいけど、誰かから呼びかけられたい。

眠過ぎて脳がとろけるくらい眠った。自室にひとりで目が覚めても、夢の中に大事な何かを置き忘れてきた気持ちは拭えない。もう二度と取り戻せないのに、どうして置いてきてしまったんだろうと思うばかりで。

バスに乗っていたら、窓が開いてて花の香りがしてきた。窓ガラスがピンク色の夕焼け色で、なんとなく苦しくなった。到着したら、もう夜になっているというのに。藍色の底に突き落とされて目的地まで歩く。

夜をこめて

この時間に目がさめていると、どうも得したいのか損したいのか決めかねる。

例えば今から英語の宿題しちゃうとか、本を開いて読んじゃうとかなら、私はいい感じなんだよ。けど、そうしない。そうしない私はなんなんだ?この時間に目がさめて、夜に放り出された広大な空気の中の芥子粒みたいな、この私は?

昏(くら)い気持ちになってくる。夜の考えは朝起きて見直すととんでもなかったりする。それはわかってる。けど、誰かといっしょに話したいだけなんだ、夜のマントに隠れながら、虹色のバスを待つ心地で。会話はいいな。そこに居ながらどこへでも行けそうでこわい気持ちと嬉しい気持ちのまま、そこに居るなんて。

私は一生からっぽなんだろうな、たとえ言葉をひらひら咲かせても、そこは乾いた音がするだけで。けど、あなたがいてくれると、私の中でかたかた、と音がするんです。それは、ほんとうなんです。

笑われて、笑われて、強くなる

ほんとかなあ、と思いつつ、笑われている。心が麻痺してしまっているだけかもしれなくても、愚行権くらい、私にもある。

あのね、お年寄りが好きくないんですね。これをエイジズムというらしい。美しい男女が好きなんですね、裏返せば不細工が許せないんです。これをルッキズムというらしい。私の二大悪。偏見。

なんかねえ、上手くいかないんですよ……なんでやろ。

プラスチックスター

夜明けまで夜遊びすることにハマってて、別にホストクラブには行かないし行きたくもないのだけども、相席ラウンジに顔を出して相席を楽しんでいる。

色んな人間が居るなあと勉強になる。私は今ここで、相席ラウンジのひとりカウンターで、夜の文字を並べているけれども、おそらくプラスチックの星のようにまがい物のような、まるでリアリティのない感じがするかもしれない。

皆、夜になっても元気だ(私以外の人が)。夜になってもケーキを食べたりする(私が)。口がカラカラになって水を何度も飲むけどそれでもカラカラになる。ここは夜で、魔境の砂漠のようだ。私はまだ誰も来ないのかと人待ち顔して思案している。これじゃあ朝をなのか、誰かをなのか、待ちぼうけが何なのかが私にも分からない。グラスの氷は四角の角を丸く滴らせて崩れていく。

わたあめに、画鋲 ~私の苛立ち編~

こんな気持ちは久々だな……なにもかも鬱陶しくて、なにもかもパロディで、なにもかも苛立たしい。

エレベーターは1人で乗って、急ぐ。急ぐ口実はうまくは拵えられないけれど、誰もいないから安心する。何が私の今と噛み合わなくなった原因なのか。優しさや気遣いすら、辞退したい。駆け足でエスカレーターを昇って逃げ込んだ先の、改札口に引っかかってさ。ピンポーン!私は貴重品を落としてしまったから、また逆戻り。「電車乗ったから本当はもう一度支払いが発生するんです」「そんなのおかしい!神に誓って、おかしい!」ああ、人生から降りたい。

花粉症がじわじわ私を憂鬱へ押し込んでしまって、痒いのなんの。痒すぎて痒すぎて、神経質な人生の出来事へは手が届かない。馬鹿みたいだ、なにもかも。どこへ行ってもわたあめに画鋲の霧がかったやさしさ。永遠の換喩。そのあわせ鏡に私が複製されてどの私も私をからかってる。会いに行ける私は居ない。会いに行ける誰かも居ない。

永遠トラップの鏡に映った複数の私と私は情けなくも一緒にいる。

わたあめに、画鋲

私の憂鬱は、燃え盛る祈りの家の中に取り残されている。

私の憂鬱は、口から出てくる画鋲の入ったわたあめ。

私の憂鬱は、踏み鳴らしても踏み鳴らしてもビクともしない地球。地球はいつも私に不親切だから。

すし詰めの電車で、人々が礼儀を優先し囁きあっていた。私はまるで無縁にこの文章をしたためている。

本当に疲れているんだな。幸せな夢は、心が喜ぶわたあめ。

真綿のようなアンニュイ

春は何かと眠いし待ちわびるしで、しんどくてたまらん。

正直いって言葉にならんのである、このしんどさは。

先日面接したから企業からの返事待ちなんだけど、なにもなくて神経がすり減ってく。こういうのでいつも私が不利で本当に企業や組織がにくいのです。

真綿で締め付けられている気分です。アンニュイです。