また終わるために

いっしょにすごしたときめき

Find Love

作家の柳美里が、大検の資格取りたいという趣旨のことを以前言っているのを見つけたのだけど、同時に以下のようなことも言っていたのだった。

「私にとって学校は、自分はできない人間だと思い知る場所だった」

これは、私もそう。鬱で勉強に手をつけなくなった私は容赦なくクラスメイトと教師から「出来ない無能者」という烙印をおされた。

その汚れたドレスの呪いに今の私すら苦しんでいる。大学、行きたい。やっと、行きたい。学歴が欲しい、履歴書に素直に「大卒」と書きたい。

この呪いは、今の毎日や私の人生に影を落としていて、たとえば、大卒出来なかった分を仕事で取り戻そうとするものの、そんな器用なことは私にはどうにも出来ないと気づいたのだった。喪ったものは、私の心の一部であり、遅れず、その時に、その場で、そうあるべきでなきゃならないという局面がたくさんあって、そのうちの一つが私には「大学進学」なのだったのに。

いつか追いつきたい。もう、見つけてしまった愛だから。