私はその場所に行きたい、生きたい、逝きたい。
私はその場所で、目覚めたい、眠りたい。眠る神と目覚めた人間に。
私はずっと見詰めては、さがしている、その場所を。
私には無いものなのかと絶望することが多いけど、完全に希望を損なうこともできず、願い、探すのをやめない。
私のための場所。もしそういうものがあれば。
仕事を辞職して、私は毎日生産性を落として眠っている。ここは、その場所ではないと夢の中でいつも言われる、母に、誰かに。しかし夢は優しくていつでもそのパスポートで誰かに会える。
こんなにすぐに仕事をやめろと言われてやめたのは、はじめてだけど、何かに揺さぶられている気がした。運命の波というか、人生の示唆というか、天からの揺さぶりというか。
けど、落ち込んでみるつもりなんてなかったはずなのに、私はひとりで何も話さないで終日いることがあり、どうしてもここで書かずにいられなかった。