また終わるために

いっしょにすごしたときめき

炎の女神

私には火のような確信があって、それはまるで根拠がどこから湧いたのか謎なんだけど、馬鹿みたいに、あるいは、宗教のように、信じていることがある。「私は書けば、小説家になる」ということ。

遠回りには色気がない。でも、それを選んだのなら、そうしないと。わかってる、と扉を開ける。外へ出る。答えはどこにも売ってない。

私はずっと勉強することに着手せずに今日まできた。答えがじつは私のうちにあるからだ。小説家になる。でも、まだ疑ってて傷つくことを恐れている。

遠回りには、色気がない。わかってる。でも、それが何?そんなに遠回りしたくないなら、書きなよ。なのに、なのに。

毎日炎のスカートを身にまとって踊って忘れたがっている。