また終わるために

いっしょにすごしたときめき

2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧

薄情な私の胸を締めつける

父親のことといい、男友達のことといい、胸が締めつけられる。私は薄情と自分に決めてかかっていたのに、人情らしいものがまだあったようだ。疑って詰め寄ったり、信じきれず頭を悪くしたりすると、こういう切なさに直面する。 春はもう終わる頃だ。葉桜がよ…

鬱と再生

いつか結ばれるより今会いたかったけど会えなかった人の影が、春の木々が芽吹く中を目を伏せて歩く私のまつ毛に滲む。どうしても私とは重ならなかった人たち。 一昨日の真夜中にやってきた春の嵐で干していた洗濯物が全てダメになってしまったけど、今日は晴…

突然訪れた春の嵐

面倒がやってきたのですよ。 まずそれほど関わっていない友人が登録していたマチアプの不具合でいい感じの相手だった方と連絡する手段を失ったから、色々な理由から私が代行で相手を探すことになったんですね……聞くだけで面倒くさそうだと思ってくださると読…

うららかな眠気

本当は春の午後晴れた日は、胸が苦しくなってしまう。なぜだろうか。春の彩りの裏に訣別や別離の悲しい修羅が潜んでいるようで。その影が悲しくも切なくてたまらないのかもしれない。 私は眠い。冬以上に春が眠い。夢で、父親といる時も母親といる時も苦しみ…

風呂ハムレットの乱

風呂ハムレットというのは、毎晩入浴するのを躊躇ってためつすがつもんどりうっては、けっきょく入浴を怖がって「入るべきか、入らぬべきか。それが問題だ」と神妙になる私のことなのである。 私は入浴が本当に苦手で、どうしても怖がってしまう。 色々原因…

私から嵐に飛び込んで

剣道を始めてみたのだが、とにかく3ヶ月はやってみようと思っているものの、ひとをバシバシしばくのが私には恐ろしいことなので、今日も「先生、すみません!」といいつつ、面を何度も本気で振りかぶってくりひろげた。その節はありがとうございます。 剣道…

暮らしに嵐がやってきて

相席ラウンジ通いを知ってからというもの、私の暮らしはすっかりダメになった気がする。まず部屋が散らかるようになったし、私は日々のタスクに以前よりも無頓着になったようだ。帰宅して何もかも放り出して疲れ果てて眠ってしまうことが増えたから。 あるい…

一緒に過ごしたときめき part2

昨夜はありがとう。キスしてその次は何も無かったんだけど、窓の向こうで春の夜が吹き荒れているうち側で私たちは裸で抱き合っていた。優しさ。永遠の換喩。けど、その響きは全てあなただった。 ありがとう。でも、私が今ひとりきりで昨日をしのんでいるこの…

一緒に過ごしたときめき

出会ってまだ2日とか3日とかの男の子と、なぜ私は一緒に自室で眠ってるんだ?どうした私?元気か?いや、元気も元気なんだけども、こういう急展開が人生で初めてだからとても戸惑っている。 ちょっと会っただけだよ。お酒を飲んで、ご馳走していただいて。手…