また終わるために

いっしょにすごしたときめき

一緒に過ごしたときめき part2

昨夜はありがとう。キスしてその次は何も無かったんだけど、窓の向こうで春の夜が吹き荒れているうち側で私たちは裸で抱き合っていた。優しさ。永遠の換喩。けど、その響きは全てあなただった。

ありがとう。でも、私が今ひとりきりで昨日をしのんでいるこの瞬間に安心している。眠れないでひとりあなたのそばで起きていた、夜じゅうそっと。あなたの寝顔と寝息の安寧の中で、私は眠れなかったから。その外側で私は目がさめていた。

もう1人の方をどうしようかと考えていた。これは背徳なのだろうか、と考えていた。誰かのものになりたいような、逃げ回りたいような。こんなこと。