――控えめでいるという勇気
――勇気がないままでいるのは勇気があることだ
【ナレーション：まきのまきな】
たとえばあの人のTwitterをみると、すごくいいことが見つかって、それを記憶はするけど、記録（＝いいね、とか）はしないでおくこと。あの人の声が聞きたかったり、どうしてもかかわりたくなったりしても、もう私から呼びかけないでおくこと。そういう控えめでいる積み重ねは、ほんとうに苦しいけれど、勇気なんだと思う。
積極的に動くことや、ポジティヴアクションだけが、有効な勇気じゃない。何もしないでおくことも勇気なんだ。変な言い方だけど、勇気を出さないでいるということが、勇気のいることだ。それは、もっとも控えめで、それでいてアクロバティックな行為だ。真の情熱、と言ってもいいかもしれない。
